【電験】漏電電流の測定(電気主任技術者 必見!!)

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低圧電路及び機器の絶縁診断には,従来絶縁抵抗計を使用して絶縁抵抗値を測 定し,その良否を判定する方法がとられているが,この方法は電路及び機器の使 用 停 止 を 必 要 と す る こ と , 並 び 、 に 機 器 で マ グ ネ ッ ト ス イ ッ チ を 内 蔵 し て い る 場 合 , 停電するとマグネットスイッチが開放されるのでマグネットスイッチの二次側を 測定しなければならない手数が増える.これに対して漏れ電流計(クランプリークメータ)を使用して漏れ電流を測定する方法は, 電路及び機器を使用状態(活 線)で測定し,その漏れ電流値か ら絶縁診断を行 う方法である.

この場合,測定 方法によって測定結果に誤差を生じるので,以下測定方法,測定上の注意事項及 び測定結果の良否の判定等について述べることにする.

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測定方法

漏れ電流計を正しく使用し,まず変圧器 B種接地線の測 定を行い,漏れ電流の増加値が 50mA以上の場合には,回路別及び負荷別に測定 してその原因を調査するこ と.ただし,回路別以降の測定は漏れ電流計による測 定が困難な場合があるので,その場合には停電で行う.絶縁抵抗計による絶縁測定等が必要となってくる.

測定結果の良否の判定

測定した漏れ電流の良否の判定は複雑な要素 (真の漏れ電流のほか,回路の静電容量による充電電流,コンビュータ機器使用の 場合のラインフィルタの交流透過電流,変圧器の固定アンカと B種接地線との聞 に大地を介在して低インピーダンス閉ループ形成による誘導循環電流及び高周波 ノイズ等)があるので簡単には決めにくいが,現段階では漏れ電流の変化値に着目して,次のような判定方法を推奨する.
(1)漏れ電流の増加値が 15mA以上を要注意とする.
(2 )漏れ電流の増加値が 50mA以上の場合は,可及的速やかに調査,改修を行う

測定にあたっての注意事項

⑴ 電路及び機器の活線状態で行うものであるから,感電防止に注意すること. 特に変圧器二次側接地線が,漏れ電流測定に危険な設備 は,接地線の改修を行っておくことが必要である.

⑵ 漏れ電流測定には,通常クランプ式漏れ電流計が 使用されるが,最近各社から各種各様のものが発売されており,次の条件を具備 する良質のものを選定することが大切で、ある.

1 .クラ ンプはパーマロイを使用し,アニール処理をしたものであること. 

2 .クランプは巻線をシー ルドした断面径の大きなものであること.

3 .クランプは 円形形状 であること .

4 .ク ラ ン プ の か み 合 せ 部 分 は 確 実 に 接 合 す ること.

5 .残 留 電 流 が 小 さ い こと .

6.外部磁界の影響が小さいこと.


7 .取扱いが容易で、,正確に測定できるものであること.

8 .漏れ電流の制限値は、mAクラスで定められているので,mA電流を正確に測定できるものであること 小さいレンジが必要.  @構造は堅ろうで,軽重量のものであること

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